−サブリミナル効果とは? |
サブリミナルとは、SUB(サブ・〜の下に)とLIMEN(ライメン・閾/しきい)
の合成語で、意識のしきい(限界)の下、つまり、自覚される認識レベルの下位と
いう意味で、潜在意識のことをいいます。 サブリミナル効果は、顕在意識には知覚されないが、潜在意識には届く、特殊な刺激 により潜在意識を活性化させる手法です。 サブリミナル手法には次の4つがあります。 視覚系・速く画像をフラッシュさせる方法聴覚系 これらの方法により、意識の上のレベルでは知覚されないまま、潜在意識下で知覚 され、メッセージとして受け取るわけです。 |
−潜在意識の開発とサブリミナル効果 |
人間の意識構造は、氷山に例えられます。表面から上に出ている(顕在化している)
部分はわずかで、多くは表面下に隠れています。
「誘導的自己暗示」を開発したフランスのエミール・クーエは、顕在意識と潜在意 識について、「意志」と「想像力」という言葉を使って、次の4大原則を導きだしま した。
スイスのシャルル・ボードゥアンは、これを努力逆転の法則と呼びました。意志の努 力は逆効果となるという意味です。 われわれが、願望を実現するために 意思の力で行おうとしてもなかなかうまくいかないのは、潜在意識の方が同調してく れないことが多いからです。 禁煙やダイエットで何度も失敗するのは、努力逆転の法 則に支配されているからなのです 潜在意識をコントロールする方法としては、代表的なものに催眠術があります。し かし、催眠術は手軽に行うことが難しいものです。他者催眠には熟練した催眠術師と多 額の費用が必要です。自己催眠も習得するのに相当の期間と努力を要します。 一方、サブリミナル効果は、メッセージの含まれた音楽を聴いたり、ビデオを見たり するだけで潜在意識に働きかける、という特徴があります。 アメリカでは、サブリミナル効果の研究が進んでいて、オリンピック選手の精神力強化 ・集中力強化、学習効率の向上、アルコール患者や恐怖症患者の治療などに大きな成果 をあげています。サブリミナルのテープも1985年以降売れ始め、全米で2億本が販 売されています。 また、広告や犯罪防止にも多く使われております。 例えば、小売店の多くが、「わたしは正直です。盗みは不正行為です」 といった内容のサブリミナル・メッセージを放送しているそうです。 1978年9月号の「マネー」誌によれば、東海岸のあるデパートで行われた実験では 万引き/窃盗犯が37.5%減少し、およそ60万ドルの損失を防止できた、とのことです。 |
−オーダーメイド・メッセージのメリット |
次の4つがあげられます。
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